忘れてしまえたら・・・(第一話)
20年前からブログを書いてて、色んなところに色んな事を書き散らしているけれどどうしても書く事が出来なかった事があり。書きかけた事もあるけれど、結局削除していた話。
それほど私の中ではトラウマになってるのかも知れないって思う。
60歳になるんだからまあ書いてもいいか。書く事でその時の私が癒されるかも知れない。気持ちが浄化されるかも知れない。天国の父に向けての鎮魂歌にもなればいいなと思う。
昔の話です。でもきのうの事のように覚えてる。13歳、中学1年の私。
父の会社がダメになったと言う事を聞いたのはその日のたぶん1ヶ月位前。いや、1週間前かも知れない。1日前かも知れない。
父の口から子供たち3人集めて説明があった。私が一番上だからまだ理解はしてる方だったのだろうけどそれでもピンと来てはいなかった。
1階の和室の端っこで四角いテーブルを囲む父と3人の子供達。
大手の取引先が倒産した事により父の会社も連鎖倒産した。要約するとそんな話だったと思う。
6歳の弟なんかわかる訳ないやんか(笑)
でも父なりにちゃんとけじめをつけて子供達に説明しようと思ったのだと思う。
辛かっただろう。と今思う。
それを聞いた時これからどうなるのだろうと言う不安があったのか、無かったのか。覚えていない。
その日の朝、「いってきまーす」と普通に家を出た私。「いってらっしゃい!」って母は普通に送り出してくれた。
普通に教室に入って、しばらくしたら担任の先生が入って来た。「起立!礼!」
いつもの光景だ。
だけどその後が違ってた。礼をして起き上がった時担任の先生(男性)が泣きそうな顔をして私を見ている。あの顔、忘れられない。
『えっ?何?』と思ってたら先生が私の所へ歩み寄って来た。
「ちょっと校長室まで来てくれる?」
何が何だか分からないまま先生と一緒に校長室へ。
(辛くなってきたので続きはまたね。今回は第一話としましょう。)
画像はうちの姫達。
保護猫ちゃんです。うちに来てくれて9年になります。広島の公園で捨てられていたみたいです。大阪から広島まで新幹線で引き取りに行きました。
今でもとても臆病で家族以外の人を怖がります。
捨てられた公園で何があったのか聞く事は出来ないけれど怖い思いをしていたのかも知れない。。。と思うと切ない。
縁あってうちに来てくれたのだからどうか幸せな猫生を送って欲しいものです。
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